八千代市Y様邸 スムーズな敷地排水を化粧ブロックの土留めで解決。メンテナンスフリーの使いやすいエクステリア
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Y様邸は家が道路より低く、最も高低差が大きな玄関側は、玄関ポーチは道路から約50cm下がっています。
そのため、雨水などの敷地内排水をどのようにコントロールするかが設計のポイントとなりました。
そこで、土間コンクリート舗装の駐車場の玄関前を、通常の水勾配よりも10cmほど高く設定。玄関側への水の進入を防ぎ、雨水をスムーズに排水できるよう工夫しました。
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工事に当たってY様からは、敷地全体をできる限り舗装して、メンテナンスフリーにしたいとのご希望がありました。
砕石で仕上げる場合は広い面積から雨水を自然浸透させることができますが、通常のコンクリートには透水性が無いため、水勾配をつけて排水させます。
敷地に面した道路の高さも均一ではないため、土間コンクリートは開口部と奥の仕上がり高さを綿密に計算し、スムーズに排水されるように仕上げました。
熱線吸収ポリカーボネート屋根が、愛車を真夏の直射日光や雨から守ります。
物干しセットは通常、雨に濡れないように屋根下に設置しますが、Y様からは「掃き出し窓から直接干したい」というご要望がありました。そこで、物干しセットを反転させて取り付け、窓から手が届く位置に洗濯物を干せるようにしました。
カーポートと一体化するシャープなステンレスパイプはエクステリアのアクセントとなり、また事前の防犯対策を施すことで、犯罪の抑制と防止にも繋がります。
やはり全体のメンテナンスを軽減したいとのご希望から、建物周りもコンクリートで舗装して犬走りにしています。
そのため、駐車場だけでなく、家周りも含めた外構全体の排水勾配の設定と雨水処理には特に気を使い、慎重に設計しました。
土留めには、TOYO「リブマックス MAX-1」を使用しました。この製品は、落ち着きのある割肌意匠がナチュラルな化粧ブロックです。家の印象に合わせ、明るく品の良いアースイエローを採用しました。
玄関ポーチと駐車場の接続部分は、土留めのを利用してコンクリート刷毛引き仕上げの階段を作りました。
二世帯が暮らすY様邸の門柱には、それぞれの世帯のサインとインターフォン、そして共有のポストを設置しています。
玄関ポーチは高低差が大きな左側にコア抜き工事を施し、シンプルでスタイリッシュなデザインのLIXILの手すり「アーキレール」も取り付けて駐車場から玄関へ安全に移動できるようにしています。
敷地内の雨水排水は、犬走りと隣地境界の間に防草シートを入れた砂利舗装の水抜きスリットを設け、土留めには水抜き穴設置を設けることで浸透・排水させました。
